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トリコモナスの治療法は男女差がある場合も

2019年12月04日

性感染症は細菌やウイルスなどの病原性微生物が原因で引き起こされるとは限りません。原始的な生物である原虫が原因となって罹患する性感染症がトリコモナス症になります。性感染症としては古くから知られていますが、日本国内では罹患者数は減少傾向にありますが、必ずしも性生活が盛んな年代に感染が限定されない特徴があります。

クラミジアや梅毒などの性感染症は性交渉が盛んな若年層に患者が分布しているのに引き換え、トリコモナス症患者は幅広い年代に分布しています。なかには性生活のない、年少者や高齢者にも発症例が見られます。これはトリコモナス原虫の生命力の強さを物語るもので、感染経路は性交渉だけでなく、公衆浴場やトイレなど水分のある場所を介しての感染のリスクを示すものです。

トリコモナス症を発症すると、男性では尿道炎・女性では膣炎の症状を呈します。男性に比べると女性の方が激しい症状を呈することが多いとされています。激しい膣や外陰部の痒みや灼熱感、黄緑がかった悪臭のするオリモノの増加などは典型的な症状です。

トリコモナス症の治療薬でもっともよく投与されているのが、フラジールになります。フラジールとは有効成分としてメトロニダゾールを配合しており、数十年以上にわたる実績のある治療薬です。メトロニダゾールを配合するトリコモナス症治療薬フラジールには、幾つかのバリエーションが用意されています。

男性の場合は服用するタイプのフラジールの投与が治療の中心になります。服用方法はおよそ10日間フラジールを内服するのが一般的な治療方法です。これに対して女性は若干異なります。まず健常時は男性と同様の服用方法が選択されることがあります。妊娠中は退治への悪影響の可能性があるので、服用することはできません。また性器やその周辺の局所症状が激しい場合は、クリームタイプや膣錠タイプのフラジールが治療の中心になります。

フラジールの効果の判定は症状の消失が中心になりますが、いわゆるピンポン感染を防止するためパートナーも同時期に治療に取り組むのが効果的です。

フラジールはトリコモナス原虫の細胞膜に選択的に細胞毒性を発揮し、高い治療効果を期待でき副作用も少ない治療薬です。しかし服用中から服用後3日間程度の間は飲酒を行うと副作用として、腹痛や嘔吐・紅斑が出現する可能性があります。フラジールを服用中と治療完了後3日間は飲酒を控えるように注意してください。

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