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ミノサイクリンを飲むときには副作用と牛乳に注意

2020年02月07日

性感染症では必ずしも第一選択の治療薬ではありませんが、ミノサイクリンという抗生物質が治療薬に選択されることがあります。これはテトラサイクリン系に分類される抗生物質のひとつです。

テトラサイクリン系抗生物質の大きな特徴は、効果を期待できる細菌などの種類が幅広いことを挙げることが出来ます。この抗菌スペクトラムの広さが重宝されて、かつては医療現場で大量に投与されてきました。ところが大量に使用された結果、テトラサイクリン系抗生物質が効果を発揮しない耐性菌が出現することになりました。

耐性菌とは抗生物質などに耐性を獲得し、効き目を発揮できない状態の細菌類のことで、このような問題点を抱えているので、ミノサイクリンを初めとしたテトラサイクリン系抗生物質は使用が控えられる傾向にあります。しかしながら依然として熱帯マラリアの予防や、テトラサイクリン系抗生物質だけに反応する細菌なども存在するため、現在でも第一線の感染症治療薬であるのは間違いありません。

性感染症の治療では、一般的な抗生物質などにアレルギーや過敏症をもっており、第一選択の治療薬の投与が困難な場合に、ミノサイクリンが選択される場合があります。ミノサイクリンには併用禁忌薬は存在しませんが、服用時に注意するべきポイントがあります。併用禁忌とは同時に服用すると重篤な副作用のリスクが高い薬の組み合わせのことです。

ところでミノサイクリンを服用するときには、牛乳と一緒に摂取することは避けるべきとされています。その理由は、牛乳に含まれるカルシウムがミノサイクリンと結合してしまって、十分体内に吸収されないリスクが高いからです。牛乳を同時に摂取したところで、体内に有効成分の効果的な吸収が妨げられるだけで、悪影響を与えるわけではありません。しかし、ミノサイクリンの治療効果が十分発揮されないばかりか、効き目が弱くなると耐性菌出現のリスクにつながりかねません。そのためすくなくとも服用する前後2時間の間は、牛乳をはじめヨーグルトなどの乳製品を控えるべきとされています。

またミノサイクリン服用時には、頭痛が出る場合があります。その理由は脳圧を上昇させる作用を持つためと推測されています。ただ海外の研究では睡眠への影響を指摘する研究結果も出されているところです。睡眠への影響を初めとして脳への影響がどの程度あるのか、未解明の部分がありますがミノサイクリン服用中は頭痛などの異変にも注意が必要と言えます。

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